「せっかくリフォームしたのに、ここだけは本当に後悔してる…」
そんな声を、現場で何度も耳にしてきました。
リフォームはやり直しがきかない大きな投資。
後悔ポイントを“事前に知っておくこと”が、成功への近道です。
この記事では、元現場監督の視点から、リフォームでありがちな後悔ポイント5つと、それを防ぐための具体策をご紹介します。
【1. コンセントの位置と数を甘く見て後悔】
よくある後悔:
- 「ここにも付けておけばよかった!」
- 家具や家電の配置と合っていない
- 延長コードだらけになってしまった
防ぐには?
- 家電・スマホ・パソコンなどの使用場所を想定
- 「使い方」から逆算して配置を決める
- USBポート付き・ベッドサイド用など用途別設計
【2. 収納が足りず生活感が丸出しに】
よくある後悔:
- 「もっと収納を増やしておけばよかった」
- クローゼットに入りきらず、部屋がごちゃつく
- 家族が増えてから困る
防ぐには?
- 今の荷物+将来の生活変化も見越して設計
- 「隠す収納」「見せる収納」のバランスを取る
- パントリーや床下収納など空間を活かした工夫も検討
【3. 採光・照明計画が甘くて暗い部屋に】
よくある後悔:
- 思ったより部屋が暗い
- 照明が足りなくて手元が見えにくい
- 窓の位置やサイズがミスマッチ
防ぐには?
- 昼と夜での見え方の違いを想定する
- ダウンライト+間接照明の組み合わせでメリハリ
- 窓の配置は家具レイアウトとセットで検討
【4. 床材・壁紙の素材や色で後悔】
よくある後悔:
- 傷や汚れが目立ちやすい
- 思っていた色と違った
- ペットや子どもとの相性が悪かった
防ぐには?
- 実物サンプルを大きめサイズで確認する
- 光の当たり方で見え方が変わることを意識
- 耐久性・掃除のしやすさもチェックポイント
【5. 家族の意見を聞かずに決めて揉めた】
よくある後悔:
- 「パパだけで決めないでよ!」と家族からクレーム
- ライフスタイルに合っていない設計
- 子どもの成長に合わなくなってしまった
防ぐには?
- 家族での話し合いを丁寧に(小さな不満が後悔に)
- 将来変化するライフスタイルも見据えてプランを共有
- 図面やパースで「全員が納得」することが大切
■ よくある質問(FAQ)
Q:事前にチェックリストって作ったほうがいい?
A:**絶対に作るべきです。**感情ではなく事実で判断できるようになります。
Q:後悔してもやり直せない?
A:小規模な補修なら対応できますが、大規模な間取り変更は難しいため、初期段階での検討が何より重要です。
■ まとめ|後悔しない人は、事例から学んでいる
リフォームは「理想をカタチにする」ことが目的ですが、現実的な視点と生活感覚が成功を左右します。
今回ご紹介した後悔ポイント5つ:
- コンセントの位置・数
- 収納スペースの不足
- 採光・照明計画の甘さ
- 床材・壁紙の選定ミス
- 家族の意見を無視して計画
どれも“ありがち”なものばかり。だからこそ、「知っているだけで避けられる」後悔です。
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