「えっ…こんなはずじゃなかった」
リフォーム後にそんな後悔の声を聞くこと、実は少なくありません。こんにちは。私はこれまで、現場監督として数多くのリフォーム工事に関わってきました。
リフォームは「一度きり」のつもりで行う方がほとんど。でも、その“初めて”が成功するとは限りません。
このブログでは、現場を知る立場から「リフォームで後悔しないための知識と判断力」をわかりやすく解説していきます。
今回はその第一歩として、リフォームでありがちな失敗と、それを防ぐ3つの鉄則をご紹介します。
なぜリフォームで失敗してしまうのか?
リフォームに失敗する人に共通しているのは、「知識不足」や「確認不足」です。
たとえば…
- 業者に全ておまかせにしてしまった
- インスタや雑誌のイメージだけで進めてしまった
- 細かい確認をせず、工事後に「思ってたのと違う」となる
リフォームは段取り8割、現場2割。
だからこそ、最初の計画と準備で失敗を避ける必要があります。
元現場監督が教える「失敗しない3つの鉄則」
鉄則①:要望には「優先順位」をつけて整理する
やりたいことを全部盛り込むと、予算オーバーや中途半端な仕上がりになりがちです。
- 「これは絶対にやりたい」ことを3つ決める
- 「できればやりたい」ものと分けてリストアップ
- 家族での話し合いも忘れずに!
▶ 優先順位を明確にすることで、判断と交渉がスムーズになります。
鉄則②:見積もりは“3社以上”取って比較する
1社だけの見積もりでは、相場も妥当性もわかりません。
業者によって仕様・項目の出し方が違うため、比較が不可欠です。
チェックするべきは:
- 材料や設備のグレード
- 諸経費の割合(10〜20%が目安)
- 工期、保証内容、養生対応など
▶ 「内訳の透明度」と「説明の丁寧さ」は、良い業者選びのヒントになります。
鉄則③:業者とのやり取りは「記録」に残す
口頭のやりとりはトラブルの元。LINEやメールで記録を残すことが重要です。
- 変更点の確認
- 工程の報告
- 写真や図でイメージ共有
▶ 「言った・言わない」を防ぐために、記録が安心を生みます。
まとめ:リフォーム成功のカギは「計画と段取り」
リフォームは、やり直しのきかない住まいの再設計です。
その成否は、工事が始まる前の「段取り」と「知識」で決まります。
今回ご紹介した失敗しないための鉄則は:
- 要望に優先順位をつける
- 見積もりは3社以上で比較
- やり取りは記録に残す
この3つを守るだけで、後悔のリスクはぐっと下がります。
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