中古戸建てに住み始めて最初の夏。思っていた以上に室内が暑くて驚いた方は多いのではないでしょうか?
我が家も築25年の中古住宅に住んでいますが、夏の2階はまるでサウナ。冷房を入れてもなかなか涼しくならず、「もっと早く対策しておけば…」と後悔しました。
この記事では、**実体験に基づく「本当に効果があった暑さ対策」**を厳選してご紹介します。手軽にできるものから本格的なリフォームまで、予算や目的に合わせて参考にしていただける内容です。
中古戸建てが夏に暑い4つの理由
1. 断熱性能が低い
築20年を超える住宅の多くは、壁や天井の断熱材が現在の基準に比べて劣っています。屋根や壁が熱をため込み、室内に熱気がこもります。
2. 単板ガラス・アルミサッシの窓
古い家に多いのが「一枚ガラス」と「アルミサッシ」。外気温の影響を受けやすく、室内の冷気も逃げやすくなっています。
3. 小屋裏の蓄熱
天井裏に断熱材が十分に入っていないと、屋根からの熱が室内に伝わり、特に2階が異常に暑くなります。
4. 通風設計の甘さ
古い家は必ずしも風通しを重視した間取りではないため、熱がこもりがちです。
暑さ対策ベストアイデア7選(体験談付き)
1. 二重窓(内窓)の設置【おすすめ度★★★★★】
LIXILやYKKの内窓を設置したことで、体感温度が2〜3℃下がりました。遮音性も高まり、冷房効率がぐんとアップ!
補助金対象になることも多く、初期費用を抑えて導入可能です。
2. 遮熱カーテン・断熱フィルム【手軽で効果◎】
ホームセンターやネットで簡単に手に入る遮熱カーテンや窓フィルムは、コスパ最強。室温の上昇を抑えてくれます。
特に南向きの窓には必須です。
3. 屋根裏に断熱材を追加【2階が快適に】
DIYでも業者依頼でも可能。グラスウールやスタイロフォームを天井裏に敷くことで、夏場の2階の不快さが劇的に改善。
4. 外壁の遮熱塗装【リフォーム向け】
遮熱塗料を外壁や屋根に塗ることで、熱を反射して家全体の温度上昇を防ぎます。足場が必要になるため、外壁塗装のタイミングで同時施工がおすすめ。
5. すだれ・グリーンカーテンの活用
昔ながらの「すだれ」や、ゴーヤ・朝顔などを使ったグリーンカーテンも、窓からの直射日光を和らげてくれます。
6. シーリングファン・サーキュレーター
天井に設置できるファンや、床置きのサーキュレーターで空気を循環させると、冷房の効率が一気に向上。
7. スマート家電で空調を自動化
タイマーや温度連動で動作するスマートエアコン・換気ファンで、無駄な電気代を抑えつつ快適さを保てます。

費用と効果のバランスまとめ
対策方法 | 費用目安 | 効果の体感 | 補助金対応 |
---|---|---|---|
二重窓(内窓) | 約5万〜15万円 | ★★★★★ | ◎(対応多) |
遮熱カーテン・フィルム | 数千円〜1万円 | ★★★★☆ | ✕ |
断熱材追加(天井裏) | DIYで1〜3万円 | ★★★★☆ | △ |
遮熱塗装(屋根外壁) | 40万〜100万円 | ★★★★★ | ◯ |
スマート家電導入 | 2万〜10万円 | ★★★★☆ | ✕ |
まとめ|築古でも快適な夏はつくれる
「古い家=暑い」は、正しい知識と対策で大きく改善できます。
私たち家族も、これらの工夫を取り入れてから「エアコンが効きやすい」「寝苦しくない」「電気代も減った」と実感しています。
特にこれからリフォームを検討している方は、【断熱】と【通風】に着目してプランを練ると、夏の暮らしがガラッと快適になりますよ!

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