「子どもの足音に気を使ってしまう…」
「近所の生活音が気になって集中できない…」
そんな悩みを抱えるご家庭は意外と多いものです。
我が家も、築20年以上の中古住宅に住んでいたため断熱・防音性能が不十分で、子どもの声や足音、外の騒音にストレスを感じていました。
この記事では、実際に防音リフォームを行った体験談を交えながら、費用や効果、おすすめの対策方法を詳しく紹介します。
防音リフォームをしようと思った理由
きっかけは、2階で走り回る子どもの足音が階下のリビングに響いていたことでした。
また、休日の昼間でもご近所の芝刈り機の音やバイクのエンジン音が気になり、家でゆっくり過ごせないことが増えてきました。
特に子育て家庭では「防音」は自分たちの快適さと、ご近所との関係維持の両方に影響します。
防音対策を本気で検討することにしたのは、まさにその“家族全体のストレス”が限界に達したからです。
わが家で導入した防音対策3つ
① 二重窓の設置(内窓)
最も効果を実感したのが、内窓(インナーサッシ)を追加で取り付けたリビングと寝室です。
もともとの窓の内側にもう一枚窓を設置することで、外の音をかなり遮断できるようになりました。
- 外の車の音 → ほとんど聞こえないレベルに
- 夜の騒音に悩まされることがなくなった
- 冷暖房効率もアップして光熱費節約にも
費用目安:1箇所あたり 5〜8万円(サイズ・窓種による)
② 床の防音施工(子ども部屋)
子ども部屋には遮音性の高い床材と、防音マット+カーペットを導入。
足音やおもちゃの衝撃音が階下に響きにくくなり、下の部屋にいる家族もかなり快適になりました。
また、床の素材選びにこだわることで、冷たさや滑りやすさの軽減にもつながり、子どものケガ防止にも貢献しています。
費用目安:1部屋 約10〜20万円
③ 壁の吸音ボード設置(趣味部屋)
自宅で楽器を演奏する趣味があるため、一部屋だけ吸音ボード+石膏ボードで壁補強を実施。
近所や家族に気を使わずに趣味を楽しめるようになったのが何よりの成果です。
費用目安:1面あたり3〜5万円程度(DIYも可能)
防音リフォームの費用感と補助金情報
防音リフォームの費用は工事内容や面積によって大きく異なりますが、以下がざっくりとした目安です。
内容 | 費用目安 |
---|---|
二重窓の取り付け | 1箇所あたり5〜8万円 |
床の防音施工 | 1部屋10〜20万円 |
壁の吸音工事 | 1面あたり3〜5万円 |
また、自治体によっては省エネ・断熱改修補助金を利用できる場合もあります。
特に内窓の設置は、防音と同時に断熱性能の向上も見込まれるため、補助対象になることが多いです。
リフォームを検討する際は、お住まいの自治体ホームページを必ずチェックしておきましょう。

リフォーム後の変化|“音”が消えたら心のゆとりが戻った
リフォームを終えてから数ヶ月。最も大きく変わったのは、「家の中の空気感」です。
- 子どもが思い切り遊んでもイライラしなくなった
- パパの在宅ワーク中も集中できるようになった
- 家族全員が音に敏感にならず、穏やかに過ごせるようになった
音のストレスは目に見えないけれど、確実に生活の質を下げる原因になります。
今回の防音リフォームは、まさに“費用以上の価値”があったと実感しています。
防音リフォームに向いている人とは?
こんな方には特におすすめです:
- 小さな子どもがいて足音や声が気になる
- ペットの鳴き声や運動音が響きやすい
- 在宅勤務で静かな環境が必要
- 夜勤や交代勤務で生活リズムがバラバラ
- 近隣の生活音にストレスを感じる

まとめ|“静かさ”は家族の幸せを支える要素
リフォームと聞くと、水回りや外観に目が向きがちですが、「音」への対策は家族全員の心のゆとりを守るリフォームです。
騒音に悩んでいる方は、まずは小さな対策からでも始めてみてください。
“静けさ”は、かけがえのない価値を生む投資です。
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