「リフォーム中にこんなことが起こるなんて…」
せっかくのリフォームなのに、工事が進むにつれてストレスや不安が増えてしまったという声も少なくありません。
実は、現場監督として数多くの工事を見てきた中で、**“トラブルにはパターンがある”**と感じています。
この記事では、リフォーム中によく起こる5つのトラブルと、事前にできる対策を、実際の現場事例を交えてご紹介します。
【1. 工期の遅延|思ったより工事が伸びてしまう】
トラブル内容:
- 雨や資材の納期遅れでスケジュールがずれる
- 職人の手配や段取りミスで予定通りに進まない
対策:
- 工程表は書面で確認+コピー保管
- 万が一の遅延に備え、予備日を確保したスケジュール設計
- 着工前に「工期遅れの補償有無」も確認
【2. 希望と違う仕上がり|「イメージと違った…」】
トラブル内容:
- 色味・素材・配置などが「思っていたのと違う」
- 打ち合わせ時の図面や説明が曖昧だった
対策:
- 色・柄はカタログ+現物サンプルで確認
- 壁・床・照明など、なるべく全体の完成イメージをパースや3Dで見せてもらう
- 図面の「寸法」も読み込んで、動線や広さ感覚をイメージ
【3. 近隣からのクレーム|音・振動・駐車問題】
トラブル内容:
- 騒音や振動による苦情
- 業者の車の駐車場所でトラブル
- 作業員のマナーやあいさつが原因に
対策:
- 事前に近隣へ工事内容と期間を丁寧に説明
- 駐車場所や作業時間を限定し、業者にも配慮を指示
- クレーム発生時の連絡窓口を明確にしておく
【4. 職人との意思疎通不足|現場で話が通じない】
トラブル内容:
- 「話が伝わっていない」「現場監督と言ってることが違う」
- 現場での変更が職人に伝わらない
対策:
- 連絡窓口は一元化(基本は現場監督のみ)
- 要望や変更点は必ず書面・LINEなど記録に残す
- 定期的に現場で確認&すり合わせを行う
【5. 追加費用の発生|「この工事も別料金です」】
トラブル内容:
- 工事中に「想定外」の追加費用がかかる
- 事前説明がなく、見積もりに含まれていなかった
対策:
- 事前に「どこまでが見積もりに含まれているか」を確認
- 変更・追加が発生した場合は、その都度見積書を再提示してもらう
- 「口約束」ではなく、必ず金額と工事内容を記録
■ よくある質問(FAQ)
Q:現場を見に行くのは迷惑になりますか?
A:全く問題ありません。むしろこまめな確認はトラブル防止になります。事前に連絡を入れるのがベスト。
Q:トラブルが起きたら誰に相談すればいい?
A:まずは現場監督または営業担当に相談。大きな問題は契約書や保証内容を確認のうえ、冷静に交渉を。
■ まとめ|リフォーム中こそ“コミュニケーション”が大事
トラブルが起きるのは避けられないこともありますが、事前の準備とこまめな確認で、その多くは防げます。
特に工事が始まってからは、「あれ?」と思ったことをすぐに伝える習慣が重要。
伝える・確認する・記録する。この3つを意識するだけでも、安心感は大きく変わります。
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