「お風呂のリフォーム、思い切ってやってみたけど…想像と違った」
「高いお金かけたのに、不便になってしまった…」
リフォームは人生で何度も経験するものではありません。だからこそ、よくある失敗例とその原因を知ることが、成功の近道です。
今回は、実際に風呂リフォームを経験した私が感じた「やって後悔したこと」を赤裸々に紹介し、今後の対策・注意点までまとめました。
① 浴槽のサイズを“広くしすぎて”失敗
憧れだった足を伸ばせる大きな浴槽。ショールームで実物を見たとき、
「これなら毎日リゾート気分!」と思い、そのまま導入しました。
ところが、実際には…
- お湯を溜めるのに時間がかかる
- 光熱費が高くなった
- 高齢の親にはまたぎづらく不便
【教訓】見た目・憧れだけでなく、日々の使い勝手とコストをしっかり考えるべきでした。
② 壁パネルの色を暗めにして失敗
「ホテルライクなおしゃれな浴室にしたい」と思い、ダーク系のパネルを選択。
しかし、完成してみると…
- 圧迫感がある
- 水アカや石けんカスが目立ちやすい
- 掃除しても“くすんで見える”
明るい色なら、光の反射で広く・清潔に見えるのにと後悔。
【教訓】清掃性と明るさのバランスを考えて色選びを!
③ 追い焚き機能をつけなかった
「そんなに家族で時間差で入らないからいいか」と思って外したオプション。
でも実際は…
- 子どもと大人の入浴タイミングがバラバラ
- お湯の温度がすぐに下がる
- 結局、追い焚きできないので“足し湯”→無駄が多い
【教訓】ライフスタイルは変わるもの。あった方が絶対便利な機能は外さないこと。
④ 換気扇のグレードを落として後悔
「予算が厳しいし、換気なんてどれも同じでしょ」と安価な換気扇に。
ところが…
- 湿気がこもってカビやすい
- 音がうるさくて夜中は使えない
- 浴室乾燥機能が弱く、洗濯物が乾きにくい
【教訓】湿気対策は安物買いの銭失いになりやすい。機能性をしっかり確認しよう。
⑤ 壁面収納をつけすぎて後悔
「これがあればシャンプーも掃除道具も全部置ける!」と収納棚をたくさん付けました。
が、結果的に…
- 掃除が面倒(カビや水垢がつく)
- 不要な物をどんどん置いてしまう
- 見た目がごちゃついて清潔感がない
【教訓】収納は**「最小限」+「掃除しやすい形状」**がベスト。
他にもある!お風呂リフォームでよくある失敗
失敗内容 | 主な原因 | 対策ポイント |
---|---|---|
シャワーの位置が高すぎる | ショールームで実際に試さなかった | 現地採寸+試し使い |
脱衣所の断熱が不十分 | 浴室だけリフォームした | 脱衣所との温度差対策を |
窓の結露がひどくなった | 断熱窓にしなかった | 樹脂サッシやペアガラスに |
バリアフリー未対応 | 若いうちは不要と思った | 将来のために段差解消を |
後悔しないために事前にチェックしておきたい3つのこと
1. 生活動線をシミュレーションする
→ 朝・夜・子どもとの入浴時間や使用順を具体的に考える
2. ショールームで“実際に体験”する
→ 座ってみる・手を伸ばす・掃除を想像してみる

3. 施工事例や口コミを調べる
→ 「実際に使ってみたらどうだったか」の情報がヒントに
まとめ|見た目だけじゃなく“暮らし”に合った設計を
お風呂リフォームは金額も決して安くなく、やり直しも簡単ではありません。
だからこそ、機能性・掃除のしやすさ・将来性まで含めて検討することが大切です。
私のような失敗を繰り返さないためにも、ぜひこの記事をきっかけに、“使ってからのリアル”をイメージしながら進めてください。

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